I.N.K.Y. -I need kill you-

 

■概要

現代の世界がベースのホラーファンタジー。

国を問わず、あらゆる迷宮入りの殺人事件が勃発していた。

 

それらはキラーと呼ばれる者達が行っていた。

 

■伝染する呪い

大昔、地下世界の存在が地表にいる人間の精神面での支配を試みた。

人々は負の感情に飲まれキラーに変異し、他の人間を固有空間に取り込み殺し合っていった。

地下世界の存在が手を下すまでもなく精神支配の呪いは広がりを見せていた。

それの対抗策として、当時の魔術師達が呪いの書き換えを行った。

(呪い自体を止める術がなかった)

呪いに対抗する手段を持っていなかったので、キラーを止める手段を生み出すよう書き換えた。

 

その結果、呪いを受けた者の中からハンターになる者が現れた。

 

■HOUND

I.N.K.Y.と同じ世界の創作。

地下世界から漏れ出す力から影響を受け、能力が出現した異能力者が

地下世界の存在から地上を護るため戦う。

表だって活動している者達の創作。

 

■I.N.K.Y.

呪いを受けたが精神汚染を受けずに能力のみを得たハンターが精神支配の呪いから護るため戦う。

呪いを視認できるのはハンター、キラー、異能力者、魔術師で一般人は見えない。

裏で活動している者達の創作。

 

■両創作に登場する役職「魔術師」

大昔では呪いの書き換えを行い、今は異能力者やハンターのサポートを行っている。

 

能力の判別、指導、治療、支援、予知、占いが主な活動内容。

 

■キラー

殺す者、穢す者、侵す者。

呪いによって転じてしまった存在で、魂が摩耗し殺す概念へと

変化し続けている。元は人間。

現実世界で肉体が生存している場合、普通の人間のように見える。

キラーでいる期間や殺害した人数が多いほど人間的な部分が消えていき

殺す者という概念が色濃くなっていく。

だがその定義は本人が関与しているもののため、根柢の感情や

トラウマなども色濃くなる傾向がある。

始めからキラーとなる素質が強い者は転じるというより“覚醒”に近い。

また、危険性が格段に上がる傾向にある。

 

殺害したサバイバーは好きにできる。(自身のエネルギー、手駒…)

 

□生死

現実世界で肉体が生存している状態でキラーを殺す

呪いが消失し本人はキラーではなくなり、解放される

※空間内で死亡した場合、ようやくキラーに死が訪れる

 

呪いによってキラーに転じている者が現実世界で死亡

現実世界では死亡しているが、キラーでのみ存在可能

※魂が呪いから解放されていない

 

死亡後は人としての部分が残っていれば地獄行き(場合によって情状酌量の余地あり)

 

残らなければ消失し、輪廻転生できなくなる。

 

□固有空間

キラーの概念や法則が全てとなる空間世界。

キラーとして動くためにはこれが必要。

固有空間が展開されている最中はキラー、サバイバー共に行方不明となる。

必ず脱出可能だが、脱出条件や法則、概念がキラーによって様々。

影響は巻き込まれたサバイバーと使用したキラーのみとなる。

いくら建物がいくつもある空間だったとしても、実際の建物には影響が及ばない。

 

空間内での死は本当の死。

 

□エネルギー

キラーとして在り続けるには、エネルギーが必要であり

現実で死亡後、エネルギーが切れると消失してしまう。

空間内でのエネルギー消費より、空間を作り出す時のエネルギー消費のほうが多い。

だが、サバイバーの人数や固有空間の規模によって、消費の度合いは変化する。

規模が小さければ消費は少なく、大きければ消費も多い。

キラーの維持のエネルギーが底を尽きると、ゆっくりと精神を蝕み

狂った状態で空間展開を行い、死体でエネルギーの補給をするか

何もしなければ次第に本人の生命からエネルギーが搾り取られていく。

キラーの生命より現実の生命のほうが先に尽きてしまう。

 

 

キラーを維持<空間内での消費<<<固有空間展開(規模により消費量変化)

 

■サバイバー

巻き込まれた人間。

狂う、歪むなどした先にはキラーとして変質してしまう。

生存した場合、その経験からハンターになることが可能。

 

■ハンター

キラーハンター(キラーを狩る者の意味)を短く言ったもの。

元サバイバー。

キラーに殺されることなく脱出を果たし、呪いで転ずることなく自身の能力として獲得し、キラーを狩る事が可能になった者。

ハンターになるにはキラーに転じる時の負荷を耐え抜き、自身を失わず呪いにうち勝つ必要がある。

キラーのように殺し続けなければ使えないという事はなく、人のままでいられている。

キラーを狩るには固有空間に引き込まれなければいけないが、毎回が命がけで、引き込まれるために下調べ(どういう者をサバイバーとして選んでいるか、どこで行っているかなど)が必要。

また、キラーの支配下にあるもの(固有空間の建物やアイテムなど…)は自身の能力の対象として扱えないため、制限が入る場合がある。

 

ハンターは固有空間内で行動する時は、空間の綻び(どうしたら脱出できるか、この空間の根幹は何かなど)がサバイバーより気付きやすい。

(何かしらヒントが見えているような感覚)

 

固有空間の展開は可能だが、キラーの固有空間に入っていて且つその空間を支配しているキラーがいる場合は展開ができない。

キラーは固有空間の中で自身の姿に戻る事ができるが、その際にハンターが固有空間を展開した場合、キラーの固有空間は消失し、ハンターの固有空間が出来上がる。

現実で生存状態のキラーを狩った場合、キラー部分(呪い)のみを殺し

 

現実の命は生きている状態となる。

 

■一般市民

巻き込まれた事がない市民は何も知らない。

キラー等の話は都市伝説やオカルトという認識で

実際の事件と関連付けて考えていない。

テレビの向こうの他人事と言った感じ。